感染対策・危機管理

 

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函館市防災ハザードマップWEB版が開きます。

 

介護タクシー川村の

安心安全のための取り組みを紹介します。

 おもに感染対策についてまとめています

 

※プライバシーポリシー(個人情報保護)

についてはページ下段にリンクがあります。

感染対策①

介護タクシーの感染対策には、統一したルールがありません。ただし感染対策の目的は主に、3つに分けられると思います。

 

  1. 事業者として日常的に感染対策に気をつける。
  2. 運転手が対応時に感染しないようにする。
  3. 他の乗客を感染させないようにする。

1については5類移行後の今でも、皆さん日常的に気を付けていることと思います。ここでは2と3について手順を踏まえて説明します。

最初の画像は、陽性者もしくは陽性疑いの搬送依頼を受けて、これから準備をする段階です。まず資器材や工具にウィルスが付着しないよう、荷物を助手席に移動させます。

感染対策②

日常的な感染対策では「換気」を心がけていますが、陽性者もしくは感染疑いの搬送依頼の場合は、運転席と後部スペースに遮断シートを設置します。アクリル板やカーテンではなく、完全に飛沫を「遮断」します。

 

 このように感染対応は、とても手間がかかるため事前に伝えて頂かないと準備できません。  

 後部スペースは乗車定員2名ですが、前日までに調整が出来れば助手席に付き添い・専門職などの同乗も可能です。

 シートは1回ごとに使い捨てなので費用が発生します。ご了承ください。

BCP(事業継続計画)

介護タクシー川村は、BCPを作成し、都度更新しています。

 ちなみに函館市のハザードマップ上においては、自宅兼事業所の駐車場まで浸水リスクがあるとされており、車両を千代台駐車場まで避難させるなどの対策が必要です。

 

参考サイト:みんなのBCP

 

ダウンロード
BCP 事業継続計画
2024年01月01日作成
20240101_BCP.pdf
PDFファイル 1.2 MB

個人情報保護方針

ホームページのプライバシーポリシーとは別に、事業者としての個人情報保護方針を策定しました。BCPと同様に、都度見直しを実施します。

 2023年には本州の介護タクシー運転手が、業務上知り得た情報を悪用して強盗事件を起こしました。個人情報保護には、細心の注意を払います。

 

ダウンロード
個人情報保護方針
2024年01月01日作成・更新
個人情報保護指針.pdf
PDFファイル 618.0 KB

感染対策資器材使用料【資器材費用】

・防護服(つなぎ) :400円~800円

 防護服(エプロン):200円~600円

 ※ナイロン製袖付エプロン=ガウン

 防護服(ガウン) :100円~500円

・マスク(KF94)  :10円~50円

・マスク(二枚重ね):5円~20円

・手袋(ニトリル製):20円~100円

・フェイスシールド :100円

・シューズカバー  :50円~350円

・袋(資器材処分用):10円~20円

・袋(洗濯物収納用):10円

・袋(車いす収納用):150円~300円

・袋(飛沫遮断用途):100円

・布テープ(作業用):100円

・ジッパー付き保管袋:10円~50円

 

単純に資器材だけでキホン2000円だとわかります。

 

防護服の選択に関しては状況により変えています。介護施設や医療機関などが介護タクシー乗降口を境にすべて対応する場合から、在宅介護の現場でベッド移乗が発生する場合まで、対応方法は様々です。個々の状況に応じて変えています。

 

感染対策資器材使用料【対応費用】

・自宅での抗原検査:200円~1000円

・自費PCR検査 :5000円

・介助料金(相場):1000円~6000円

(内容によりさらに高くなる場合あり)

(およそ15分以内が目安)

・受診中の待機料金:1000円~5000円

(感染対策資器材の交換作業費を含む)

(およそ2時間以内が目安)

・対策前後作業時間:1000円~4000円

(消毒作業に必要な資器材費用を含む)

(出発前に30分、到着後に約1時間)

・感染車いすの管理:1000円~5000円

(消毒作業に必要な資器材費用を含む)

(3日から最長でも1週間程度が必要)

・タクシー(往復):1000円~5000円

 

あくまでも概算になります。お問い合わせください。

 

普段は別の福祉タクシーを使っているのに「断られたから」と頼んできたら、ウチのような比較的安価な介護タクシーであっても「普通に5万円を請求する事はありますよ」という話になります。繰り返しですが介護タクシーの介助と感染対策はまったくの別物です。

 


ノロ対策

開業したころにノロウィルスの注意報が出ていたので、最初に始めた感染対策はノロ対策車載キットの準備でした。

 ここでは介護タクシー事業者として必要なノロ対策についてまとめます。①消毒液の準備、②ノロ対策キット、③コロナやインフルとの対応の違いなど。

 基本的には東京都保健医療局のサイトを参考にしています。

ノロ対策消毒液

市販の塩素系漂白剤で、0.05%希釈液を2Lと、0.1%希釈液を500mlつくって、定期的に交換

しています。日常的な感染対策での消毒作業では、0.02%希釈液でも良いのですが、コロナ対策も兼ねて0.05%希釈液をメインに使っています。

 目黒区の「次亜塩素酸ナトリウム液の作り方」が分かりやすいと思います。

ノロ対策キット

ノロ対策独自のもので必要なのは0.1%希釈液と、キッチンペーパーですね。ティッシュやトイレットペーパーでも良いですし大量に使います。ゴミ袋はウィルスの拡散防止シートの役割にもなります。バケツは嘔吐用にも使えるかと思います。

 車内用なのでスリッパや塵取りなどあっても、使う場面は少ないかと思います。

 

 

ノロ対策の違い

ノロウィルス対策が、コロナやインフルエンザの対策と違う面があることを知っておくことも大切ですね。

 ①消毒用エタノールの効果が低い(といって石鹸でウィルスが死滅するわけでも無い)。②遮断シートもあれば便利という程度で、やはり消毒液での清掃や手洗いなのでしょう。③微熱程度の人が多く、介護施設など感染疑いを伝えない場面も多いことを想定すべきですね。


2023年07月11日作成

2023年10月08日更新

 

感染対策について

 

2023年05月08日以降、コロナが5類移行となりました。また国土交通省は「タクシーは道路運送法13条に基づき陽性者の乗車拒否が出来ない」としています。そんななか6月下旬に、函館市内の介護施設および病院が「発熱ではない」と噓をついてまで、介護タクシーに乗車し抗原検査するという事案が起きました。

 

 また8月には、救急搬送されて陽性が確定したにもかかわらず、それを伝えず介護タクシーを手配し、救急外来の看護師までもが、陽性者を搬送すべきだと主張する事態も起きました。この時は現場判断により乗車拒否しており、運輸局にも報告済みです。

 

 介護タクシー川村は「事業者の感染リスク対応は運転手への待遇改善策」と考えています。少なくとも自費PCR検査費用=5,000円が事業者負担である以上、五類移行後の感染対策費用は原則利用者負担であるべきだと考えます。そもそも介護タクシーでいう「介助」と感染リスク対応は同じではありません。

 

 介助料と言ってもドンブリ勘定にして一律徴収するようなことはありませんが、発熱ないし感染疑いが乗車後に判明した場合には、最低でも自費PCR検査相当は負担していただきます。当たり前ですが、発熱および感染疑い(陽性者も含む)の場合は、予約時にお伝えください。そのほうがお客様の負担も少なくなります。

2023年10月01日作成

2023年10月08日更新

 

感染対策資器材および対応

 

  •  KF94マスク
  • ニトリル手袋
  • エプロンもしくは防護服(全身)
  • 飛沫遮断シート
  • ゴーグル
  • フェイスシールド(もしくはマスクの2枚重ね)
  • 靴カバー(感染現場での介助)
  • 自費PCR検査=5,000円(場合によって2回実施)
  • 車いす等の貸出し
  • 対応後の消毒作業
  1. 疾患の発熱疑いで訪看とも連携している場合
  2. 発熱があり感染症の疑いがある場合
  3. 介護施設などで感染が広がっている現場対応
  4. 感染症の診断が出ているもしくは確実な場合
  5. 乗車時に発熱および感染疑いが判明した場合

 1→5の順で料金が高くなります。料金は0円~2万円ほど発生し、事前に(5の場合は乗車時に)お伝えします。3に関しては、インフルやコロナだけではなく、ノロウィルスも想定しています。介護タクシー川村では上記感染対策資器材のほかノロウィルス対策キットも車載しています。